老いの道草 33 うまく老衰死を迎えるために 

  近年、80歳を過ぎた人の「老衰死」というニュースを耳にする。

つい先日、坂田藤十郎(元中村扇雀、3代目中村鴈次郎)氏が2020年11月12日に88歳にて老衰死で人生を終えた。

 中村扇雀時代の地方公演での舞台姿のすばらしさを知っているだけに「老衰死」という言葉に淋しさを感じた。

 人生80代になると老衰死が同時進行しているのだということを実感した。

 私も84歳になった。老衰死年齢の時代に入った。

 知人のおじいさんが、「もうぼつぼつお迎えが来る」と言って家族、親戚一同を集めて別れの儀式をした次の日に眠るがごとく大往生をした。

 何と素晴らしい最後ではないかと若い時に思ったことを思い出した。

 さて、眠るがごとくの大往生を迎えるにあたってそれなりの準備をしておく必要があるのでは。

 足の衰えを自覚し始めて先ず車を捨てて歩く生活に切り替えた83歳で、足の指さきの赤紫色に変わりかけていたのを食い止めることができた。と同時に指先全体のしびれ感と言おうか異常な感覚も消えた。

 83歳で車生活から歩く生活に変えたことはぎりぎりの年齢であったと84歳になって認識している。歩く生活と共にストレッチや柔軟体操を毎日30分から40分程取り入れた生活習慣が定着してきた。

 無駄なく、無理なく生活習慣を修正しながら「老衰死」を目指しての健康管理に励んでいる。

 煙草は36歳でやめた。酒の方は日本酒を毎日1合ほど飲んでいる。食事はずっと腹8分から腹6分程度で人との接触は多く、毎日原稿用紙10枚程度の執筆を楽しんでいる。

 胆石もちではあるが、健康診断をしても異常なしで風邪も何十年も引かずに84歳まで来た。

 車を捨てたことが健康に一番のようである。この生活習慣で「老衰死」を上手く迎えて人生を終えたいと念じている。

老いの道草 32 コロナと国民を少し甘く見ているのでは

 「コロナと国民を甘く見ている」根底は、「国民のために働く」と言いながら実は「一部の国民のために働く」と正確に把握しなければならない。

 「一部の国民とは」どの国民を指すのかが問題である。

 

 2020年11月14日のネットニュースより

『保育園の“ブラック経営” 税金かすめとり、社長の口癖は「保育士は消耗品」』

 一部の国民とは税金をかすめ取ることができる国民のことである。

『保育園をつくりたいと相談に来る人の9割が金儲けのことしか考えていない』

 

        税金のかすめ取り方の例

1 人件費を含む運営費を通常どおり給付する特例措置を一部の保育園がこれを悪用。運営費が満額支給されているにもかかわらず、休業した保育士の賃金をカットし、差額で利益を得ようとする園が続出した。

2 法人名義のクレジットカードで私物を購入する。

3 市区町村から渡される委託費の一部を私的に流用。政治資金パーティー券も購入。(これは違法)

4 委託費には「人件費は人件費に」という使途制限があったが、00年、認可保育園の経営に株式会社の参入が認められると、大幅な規制緩和が行われた。「委託費の弾力運用」が認められ、年間収入の4分の1もの額を施設整備など他目的に回すことができるようになった。

 

 税金をかすめ取ることができる一部の国民のために法律まで改悪して一部の国民を痛めつけることをまとめて「国民のために働く」と言ってはいけない

 税金の使い方を見れば政治家の資質がよく理解できる。国民を騙すような言葉の使い方に注意。国語科教育の基本はこの点を見抜く力をつけることも大事な要素になる

老いの道草 31 笑い話のような本当の話

 戦後の第25回衆議院議員総選挙の立会演説会での話である。

 対立候補である福家俊一しから、「・・・妾お4人も持っているような人物が国政に関係する資格があるのであろうか。・・」と、批判された三木武吉候補はフケ(福家)ば飛ぶような候補者から批判をされましたが、正確を期するために訂正をさせていただきます。と言って、

 「・・・妾が4人あると申されたが、正しくは5人であります。」

 会場の聴衆の爆笑と拍手を呼んだ。

 

 第25回の衆議院議員総選挙は1952年(昭和27年)で、保守は自由党と改進党。社会党は左右に分かれていた。 

 それを1955年(昭和30年)に保守の大合同に導く努力をしたのが三木武吉である。

 世に言う、55年体制である。

 日本民主党185名と自由党112名が一緒になり自由民主党がスタートし、社会党も左右が統一して日本社会党156名の2大政党となる。

 これより55年体制自由民主党の与党と社会党の野党第1党時代が続く。自由民主党日本社会党の対立は具体的には文部省対日教組と言う形に現れていた。

 

 三木武吉と言う政治家はとても頓智の利く人で「ヤジ将軍」「策士」「政界の大狸」などの異名を取ったとか。

 まだ村田英雄の王将が出る前に対立候補の福家氏をフケば飛ぶよなといったり、戦前の原敬内閣の高橋是清大蔵大臣が海軍予算を説明中、「陸海軍共に難きを忍んで長期の計画と致し、陸軍は十年、海軍は八年の…」と言いかけたときに「ダルマは九年!」とヤジったり。

 彼のヤジには頓智があり、やじられた方も笑って納めたとか。現代のヤジにはユーモアがないな。品のないヤジばかでりでうんざりする。

老いの道草 30 忖度といじめは表裏一体

 忖度といじめは車の両輪で忖度の裏にはいじめがあり、いじめのある所には忖度がある。

 いじめによる自殺問題や贈収賄事件や数字の改竄や文書の隠ぺいなど「いじめと忖度」が表裏一体となって関わっている。

 

 大人社会によるいじめの実態が子ども社会に伝染している。

 教員同士のいじめ問題、いじめとまではいかない弱肉強食の姿、政治権力による官僚人事の問題など数え上げれば切りがない。

 

 いじめと忖度のある限り不正行為は存在する。不正行為は永遠の問題である。あなたも私もその立場に立てば忖度もいじめもきっとやるに違いない。

 きれいごとでは済まされない。現実の姿である。

 

 それを抑止するのが憲法であり、法律である。その憲法と法律が「忖度といじめ」で力をなくしているのが現代である。弱肉強食度が極めて速く進行しているように感じる。

 このまま進行すれば「奴隷社会」になってしまう。「いじめと忖度」は「奴隷社会への一歩である。

 

 もう奴隷社会の一歩どころではないかも。職場から家庭や学校へと力関係の上下が広がっていき、生きる希望や夢の持ちにくい時代になってきているような気がする。

 大人の不正や諸事件、青少年の自殺問題を見てもまともに人生を生きることが難しい時代。戦後のある時期から社会が変化し始めて現在に至る。

 これを立て直すには「教育の力」に待つしかない。国民を上げて教育の基本から考えていかなければ、やがて日本は崩壊するかも。

 良い意味での忖度が消えてしまった時代をどう生きるか。

29 一枝を手折りし心や金木犀

 病床に臥せっている妻に金木犀の一枝を持ってきてくれた。

  作業療法士のりょう子さんの気持ちが家内に元気をくれる。積極的にリハビリに取り組む。ありがとう。ありがとう。

  金木犀に添えて

風に乗り あたり満ちる香 キンモクセイ   りょう子

  どこからか漂ってくるキンモクセイの香り。

 辺りを見渡すと少し先にキンモクセイの木が一本立っている。

 細い枝に密集した橙色の小花は秋風に揺れ、そのあたり一帯を甘く優しい香りで包んでくれる。

 

 返礼に私の句と妻の一首を

 一枝を 手折りし心や 金木犀     藤 掌

鶏鍋や 生シイタケで 秋を喰う    藤 掌

 

病床の 私の心に 届けんと

香り豊かに もくせいの花     藤 照 

 

        ありがとう  りょう子さん

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老いの道草 28 笑ろうた目じりの下げ方で

  令和2年10月8日(木)に無事に運転免許証を返納した。

  この日に備えて歩いての買い物や用足しを積極的にやってきた。もうすっかり慣れて今では鼻歌交じりで買い物に出かけている。

 

わろうた目じりの下げ方で お前の嘘が分るんじゃ

きっといい嘘ついたじゃろ ついたじゃろ

ああ 7年ばかりの付き合いで 

ああ モーニング姿がよく似合う

次はお前が総理じゃと 男をその気にさせるよな

真面目な嘘の上手い人

 

 馬鹿馬鹿しい替え歌でも歌って気分爽快にして余命ゼロ年時代を元気に生きている。

これなどは金のかからないいいストレス解消方法である。3000歩く間に替え歌の一番はできあがるのだが2番までは後が続かない。

 家に帰り着いて、知り合いに2番を創ってくれないかと言っても「馬鹿馬鹿しい」と誰も取り合ってくれない。

 まあそれもいいか。

 また歩いているうちに自然と続きの文句が出てくるかも。出なけりゃ出ないでそれでいい。

 

 歩く生活になれると今までに気づかなかったことがよく見えるようになった。今までしなかったことをしてみようという気になった。

運転免許証返納もまた新しい生活の出発で新しい出会いや新発見がある。捨てたもんじゃないなあ。

 下級国民が何を言っても始まらんのかなあ。仕様がねえなあ。歌でも歌って終わりにするか。              嘘の2番が欲しいなあ。

老いの道草 27  菅総理、拒否説明をすれば支持率が上がるのでは

日本学術会議6名の任命拒否説明を堂々とやれば、内閣支持率が上がると思うのだが。

1 東京大社会科学研究所教授の宇野重規教授(政治思想史)は、

 特定秘密保護法に対し、「民主主義の基盤そのものを危うくしかねない」と批判。「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼び掛け人

 

2 早稲田大大学院法務研究科の岡田正則教授(行政法)は「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」の呼び掛け人の1人。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設問題を巡っては政府の対応に抗議する声明を発表。

 

3 東京慈恵会医科大の小沢隆一教授(憲法学)は野党推薦の公述人として出席。安保関連法案について「歯止めのない集団的自衛権の行使につながりかねない」と違憲性を指摘し、廃案を求めた。

 

4 東京大大学院人文社会系研究科の加藤陽子教授(日本近現代史)は改憲や特定秘密

    保護法などに反対してきた。

 

5 立命館大大学院法務研究科の松宮孝明教授(刑事法)は「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法案について、参院法務委員会の参考人質疑で、「戦後最悪の治安立法となる」と批判。

 

6 京都大の芦名定道教授(キリスト教学)は「安全保障関連法に反対する学者の会」や、安保法制に反対する「自由と平和のための京大有志の会」の賛同者。

 

   以上のような理由で、6名については任命を拒否する。と、

それでいいのではなかろうか。堂々と拒否理由の説明もできない腹の座っていない人を内閣総理大臣として信用することはできない。

  総理、思い切って腹の座った説明をしてはどうです。支持率はきっと上がると思う。やってみなはれ。「たたき上げ総理」